イケメン彼氏
ドブスの一日

私、ドブス少女、木下遥陽(ハルヒ)。

毎日が、こんな感じ・・・。


「うえーっ、遥陽来た。」
私のことを、ゲロ扱い。

「プッっ。木下だ・・・ウケル。マジで・・・」
私のことを、馬鹿にする。

「みんなー!木下来たっ!逃げろー!」
私のことを避ける。

そんなわたしだって、
恋がしたい。
そんなこと、誰にも言ったことない。
友達がいない。
いいたいけど言えない。
家族もいない。
一人暮らし。
絶対そんな私に惚れる人、
いるわけない。

だって・・・
  ドブスですから。

この言葉が私の中の、
決め台詞みたいになってる。

ブスだから仕方ないんだ。
友達がいないんだ。
ブスだから恋ができないんだ。

好きでブスに生まれたわけじゃない。


なのに、なのに、
 みんな私を、嫌う。


可愛くなりたくはない。
ただ、友達が欲しい。
家族が欲しい。
なんでも語り合える彼氏が欲しい。

可愛くなんてなれない。

パーマをかけてないのに、クリックりの
ダサ髪。

メイクなんてしたことないし、
お手入れもしてない、
整ってない顔。

おまけに鼻も輪郭も丸い。

なんとも言えない大根足。

痩せたい。




そう思うのが私、ドブスの一日。
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