*双子ちゃん*

双子VS先生




マオside


はぁ…


俺は、今職員室の前に来ている。


なぜかというと、入学式早々担任の鉄仮面に呼び出されたからだ。


気が重いけど、仕方ない…


行くか…


俺は、職員室のドアに手をかけた。


「あれ…??あなた…確か今朝の。」


「え…??」


聞き覚えのある声に反応した俺は、後ろを振り返った。


そこには、今朝会った生徒会長さんが立っていた。


「どうしてこんなところにいるの??」


「あー…ちょっとね。」


「そう。」


「そういえば、あんたって生徒会長だったんだね。」


「えぇ…まぁ。」


彼女はまた悲しそうな顔をした。


なんで、こんな悲しそうな顔ばっかすんだよ…


俺が、話しかけようと口を開いたそのとき…


ガラッ


職員室の扉が開いた。





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