俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋

2.いざ不良校へ!




 家に帰ると、お母さんがハンバーグを作っていた。

「あ、おかえりお姉ちゃん!さっきねぇ、男の人から電話があったよ」

 小学六年生の弟がリビングに入った私を出迎えた。

「電話?」

「うん、お姉ちゃんのお友達だって言ってたけど」

 男の子の友達で私に電話くれる奴なんて、一人しか思い当たらない。

 黒田龍二、琴美が片思いする相手で、私と同じ学級委員の子。

「名前、なんて言ってた?」

「名乗ってなかったよ」

 それ、アレじゃないの?迷惑電話的な奴。

「それ、迷惑電話だと思うけど?」

「えー、でも電話番号とか聞かれなかったよ?」

「迷惑電話=電話番号聞くってわけじゃ、ないからね?」

 私が言ったときだった。


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