俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋

3.ご主人様!?




 家に帰った後、私はベッドにダイブした。

 お気に入りのカピバラさんの抱き枕を抱きしめて目を閉じる。

 瞼の奥に、マッキーの顔が浮かんだ。

 私は目を開けてベッドから飛び起きた。

「な、なんなのよ…?」

 頭を横に振ってシェイクする。

「お姉ちゃん?何してんの?」

 いつのまにかドアが開いていて、逞が立っていた。

「えっ?ううん、なんでもないよ?うん、なんもない!」

 私が言うと、逞は首を傾げながら部屋を出て行った。

 それから、ドアのところから顔を出して、

「もうすぐごはんだからね」

 と言った。

「うん」


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