その瞳で舐めあげて
two kiss

ファインダーなんていらない。

「ありがとうございます♪」



私が(強制的に)伊澤郁箕の専属記者に

なることを立鍋さんに伝えると

凄く喜んでいる。

「何故、専属記者を付けるんですか?」

「いつもバラバラに雇うのは

面倒なのよ、伊澤も結構人見知り

だから」



人見知りにしては脅されたけど。

「そうですか」

「もしも恋愛沙汰とかになったら

困るしね♪」



まぁ私は絶対伊澤に惚れないと思う。

「恋愛はしてもらってもいいけど

撮られちゃ困るのよね、

役作りできるからなるべく

してほしいけど、って丹音さん

これは禁句よ?あの子なら

やりかねないから」



「極力、インタビュー以外のことは

話しませんから」

「また仕事が入れば連絡するわね♪」


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