ALONES
序章




窓から差す日の光があまりにも眩しすぎて、目を開けた。


苦手だ、こんなに眩しい光は。




海鳥達が陽気に囀り、遠くから波が岸壁に打ち寄せる音がする。



何も変わらない埃だらけの天井を暫く眺めて、唸り声をあげた。






嫌いだ、こんな退屈な朝なんて。




嫌いだ、こんな、こんな―――。



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