甘くて危険な密~図書館で~【TABOO】
彼氏がいるのに甘くて危険な密
「以上で、連絡終わり。質問がなければ帰っていいぞ」

担任の松原先生がそう言うと、一斉に出て行く同級生達。ものの数分で、教室には先生も含めて4人になった。


「早妃。今日は……」
「わかってる」

2ヶ月前。入学式の日に私が一目惚れして告白した、亜季斗先輩。けど、恋人っぽいことなんて何一つしていない。

だって──
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