棄てられた女、狂女と化す
少しずつ…

服から血がにじみ始めた。

「お願いだから、やめてくれ。お前の言うとおり、 おれが悪かった」

あら、

これくらいの血であっさり認めた。

まだ、1センチも突き刺してないよ。

ほんと、バカなやつ。

と、思ったとき頭がクラってした。


彼女の意識が戻り始めてる。

もう、時間があまりない…
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