【短】恋の季節

秋で

秋になって受験勉強に本腰をいれるために
あなたは部活を引退した。


「特に後悔はないよ。時々やりたくなるけどね」
ってさわやかに笑うのをみると、

部活に入っていればよかったなって
わたしが後悔したりした。



勉強をしていないようで、
でもそこそこ良い点をとっているのは
ちゃっかりタイプなせいかな。


そんなあなたがしっかり勉強をし始めたからわたしはどんどんおいていかれた。



夏よりも…
切実に感じる距離感が

わたしの胸を痛めつけた。


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