あなたの心にいる人は… (完)

すべてが終わるとき

「唯」


廉の力が抜ける


私を抱く力が弱まり


私が振り替えると


そこにはお姉ちゃんがいた



「葵。廉。久しぶり。」



「お姉ちゃん」


ふと廉に目を向けると目を真っ赤にしていた


必死に涙をこらえているのがわかる


「ごめんね、心配かけて。」


「、、、生きてたのか?」


「うん。」


「なんで?なんでなの?どこにいたの?お姉ちゃん」


「、、、北海道にいたの。場所なんてどこでもよかったんだけどね、、、」
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