先生の彼女

保健室





静かな保健室に



無言のあたし達。




聞こえるのはお互いの呼吸くらいで、




窓から見える桜の木は風になびいて



舞い散っていた。





「キレイだねぇ……」




おもむろに窓に近づいて、




素直に溢れた言葉。




< 42 / 196 >

この作品をシェア

pagetop