空色縞瑪瑙

第4話 海と空 執筆中

第四話 海と空 広瀬 海




人を信じること


人を想うこと


人を愛すること


それは、人間にとって自然なことであることなのに、


私には自然じゃなくて。


私にはできない。

だからつらすぎて仕方がなくて。


私は、唯一の友達にすらそれをすることができなかった―――――。




学校をやめて、数ヶ月がたった。


学校にいけなくなって、頑張ってテストで補った単位も、出席日数が足りないせいですべてが

パーになったから、私は高校三年生の春に天候した。


学校のなかから、広瀬海という存在が消えて、


私を嫌っていた演劇部の部長は今頃せいせいしているだろう。



進路はとりあえず決まった。

あとは、高校を卒業するだけだ。



「・・・・・。」


「・・・・・。」


「・・・広瀬は、それでいいわけ?」



同じバイト先にいる、霜月冬樹にそう問われた。


たまたま都会でのバイト先で出会った同い年の高校生で、


たまたま私のやめる前の高校で一番仲良しだった角館空を知ってる。





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