恋詩(koiuta)~詩集Ⅰ~
黒猫の瞳

その力を貸してちょうだい

わたしの気持ち
見透かしているかように
足を止め
こっちを見る黒猫

その瞳に三回唱えるの
ココロのなかで
あなたの名前

だって本当に会えたから

黒猫の力
わたしの恋の味方

休みの日は夢の中でもいいから
毎日あなたの動く姿を目にしたい

今日も夕陽の中
路地から現れた黒猫

わたしの恋の密やかな応援者
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