夜空に花火

季節の終わり

3年の冬休み明け。
隣の席のナナコと頭を抱えていた。

進路の最終決定。

「ミサキどうする?進学するー?」

「進学してもやりたいことないしなあ。ナナコは?」

「あたしはタクのお嫁さんかなー☆笑」

呑気なもんだなあ…と思いながら白紙の用紙を見つめ、かばんにしまった。
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