lovex02
告白
「あの、野瀬さん。」

「何?」

「ちょっとお話し良いですか?」

「うん」

「野瀬さんって、誰なんですか?」

「言っただろ。柚の兄だって。」

「だったら、本名あるじゃないですか。」

「教えよっか。」

「はい。」

「俺の名前は畑本雅也。」

「雅也…さん。。」

「うん。雅也でいいよ。」

「え。でも、私が高1ってことは、雅也さんは高3くらいですか?」

「年上なんですから敬語じゃなくちゃいけませんよね。」

「え?いいってそんなのタメで。」

「でも…。」

「分かったらやめなさい。」

「はーい。」

「でも、何でお兄ちゃんは高1って言ってんの?」

「お兄ちゃんって呼ばない方がいいと思うよ。」

「分かった。」

「俺は、柚と中一の時に別れちゃったじゃん。親離婚してさ。そのあと柚がココにいるって親

父に聞いてさ、親父に許可とってきたし、いいよな。」

「うーん。まぁ私はどうでもいいけど雅也にぃはどうするの?高3ならもう社会人並みの知識持

ってるし、何かずるい。」

「そうかなぁ。」

「そうだよぉ~。」

雅也と柚は笑った。それをアイツが見ているとは知らずに…。









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