最高の偽装lovers
7.人生が180度変わる時・・
・・・

笑顔の浩輔。

でも、

目は笑っていない。

見てれば分かる。

・・・

私にできる事はないかしら?

・・・

送ってくれてる車の中、

私はたくさん考えた。

・・・

思いついたのは一つだけ。

・・・

あの人たちなら、

快く私の助けを受けてくれるはず。

・・・

「変な事に巻き込んで済まない」

申し訳なさそうな顔をして、

浩輔が言う。

・・・

「気にしないでください」

そう言って微笑んで見せた私。

・・・

あの人たちがうんと首を振ってくれるまで、

この話はしないでおこう。

言おうとして、

私はその言葉を呑み込んだ。
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