最高の偽装lovers
3.縮まる距離・・
・・・

それからと言うもの、

私の頭には、浩輔からの言葉が、

離れずにいた。

・・・

仕事が終わり、

いつものように料理の仕方を教わる。

・・・

あまりにも料理のできない私を、

笑うと思っていたのに、

浩輔は絶対に笑わない。

「今まで料理をしてこなかったんだから、

出来なくて当たり前・・・

これからオレが全部教えてやるから、

ゆっくり覚えればいい。

それに、オレだって料理が出来るんだから、

穂波は出来なくても心配ないけどな?」


「へ?!」

私の反応を面白がってる。

・・・

私はいつも通りの顔をして、

突っ張った。

・・・

浩輔はそんな私を見て微笑む。

「穂波の表情はクルクルと変わって

面白いな。もっと、色んな顔を見せてくれよ」


「・・・」
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