青空バスケ―3rd―
マネージャー
栞奈side

ある日のことだった。

あたしが仕事を終えて幼稚園から出ようとすると、幼稚園の門の前に高校生らしき人がニ、三人いるのが見えた。


あの制服……。


すると、その内の一人があたしに気がついてこっちに近寄ってきた。


「栞奈さん!」

「洋輝君?
こんなとこで何やって……」

「うわー!すっご!
この人が先生の恋人?」


えーっと……。

洋輝君の後ろからひょっこり現れた、元気そうな男の子。


「ダイちゃん!
もっと礼儀正しく!」

「俺にそんなの求めないでよ。
そんな能力、備わってないし!」


男の子を叱る女の子。

えっと……この状況は……。

あたしが戸惑っていると、洋輝君が苦笑いしながらあたしに話してくれた。

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