危険な彼女。
何故か彼女は室内だというのに水着を着ている。
それも、マニアックの象徴ともいえるスクール水着だ。
「ないだろ。アニメじゃあるまいし」
俺がソファーに座りそう言うと、理緒は上体をベッドに倒した。
「なんでわかる?だってココ●コネクトもアニマ●横町も入れ替わりあったのに…」
「だーかーら、それは二次元だろ?」
俺は適当に言葉を返すと、近くにあったDSを手にとった。
ここ二ヶ月、コイツと付き合いはじめてから色々な事をさせられた。
まずは“人間は飛べないのか?”
これはとりあえず走らされたり、バンジージャンプをさせられた。
次は“ビームを出せるか?”
これは、何故かライオンを見せられたり、ゾウを見せられたりした。
更に“超能力をつかえるか?“
これは一日中、スプーンを曲げさせられたりした。
まあ、そんなに被害的な被害は受けてないものの、俺はとにかくコイツと付き合いはじめてから疲労が絶えない。