あまのがわ
たなばた
そういえば今日は七夕だったのだ
そう言っても、小学校の時のように七夕ゼリーが給食で出るわけでもなく、中学の時のように短冊を作るわけでもなかった。

高校二年生となった今では、自分にとってもまわりにとっても七夕などどうでもよい。

天の川

そんなものも関係なく、クラスの恋人たちは皆、毎日互いの笑顔を確認できる

悲しい顔も 怒った顔もだ


私は昼間の空に祈るのだった
「私にもせめて出会いをください」と
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