新しい恋の始め方
プロローグ



「ごめん、菜穂。やっぱ菜穂は友達しか考えられないわ。本当にごめん。」


またか。


また振られたよ。


もう慣れたな。


「…。ごめんね。ありがとう。」


そうその場に言い残すと、私はそこから立ち去った。


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