不思議なアノコ.・*
俺にとってはデ-トなんです.・*

*************

「陸、荷物持ってくれてありがとうございます。」

「気にすんな。俺がしたくてやったことだから…なぁ、椎奈」

「…はい??」


…結局椎奈は俺と手を繋いだことを忘れてる。
だから…思い出させることぐらい別にいいよな??

「ペットショップに入るとき、椎奈俺の手握って入ったんだぞ??
それから犬達と話してるときもずっと。 …知らなかったか??」

「…しぃが、陸の手…??」

「…お おぅ。」


途端、椎奈の顔がみるみる真っ赤になっていった。

「えッ// あ…え??//
ごッ ごめんなさいですッ
全然気付いてなかったです…ッ//
…不快にさせてしまったのでしょうか??」

シュンとなる椎奈。


…いや!
そういう風に思って言ったわけじゃねぇッ

「違うッ …俺はデ-トしてるみたいで嬉しかったんだッ//」

…って、これじゃほとんど椎奈が好きって言ってるようなもんじゃね-の!?

何言ってんだよ俺…
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