たっぷりのカフェラテをあなたと
「あ、コーヒーでも飲む?」
「あぁ……うん、俺はミルクだけ入れて」
「分かった」
ホテルに備え付けてあるインスタントコーヒーを作る為に、ベッドを降りる。足の細さは以前のままだからむき出しでも大丈夫だ。
「なぁ」
「ん?」
「何で暗い場所でしか体見せてくれなくなったわけ?」
「……」
浩介は私の体がパーフェクトだと言って夢中になっている。
実際一年前まではパーフェクトだった。職業がエステティシャンというのもあって、自分の体は常に商品と一緒だと言う意識で維持してきている。
でも、ここ数カ月の自分は以前ほどのパーフェクトボディではなくなっている。
それを浩介に知られるのが怖い……電気を暗くしないと裸にならないのはそういう意味があったんだけど、それを私は正直に言えない。
「何となく、恥ずかしいじゃん」
「最初はあんなにオープンだったのに?」
「ん……もういいじゃん!」
これ以上話す事はない……というサインのつもりで私は彼の前にミルク入りのコーヒーを差し出した。
「あぁ……うん、俺はミルクだけ入れて」
「分かった」
ホテルに備え付けてあるインスタントコーヒーを作る為に、ベッドを降りる。足の細さは以前のままだからむき出しでも大丈夫だ。
「なぁ」
「ん?」
「何で暗い場所でしか体見せてくれなくなったわけ?」
「……」
浩介は私の体がパーフェクトだと言って夢中になっている。
実際一年前まではパーフェクトだった。職業がエステティシャンというのもあって、自分の体は常に商品と一緒だと言う意識で維持してきている。
でも、ここ数カ月の自分は以前ほどのパーフェクトボディではなくなっている。
それを浩介に知られるのが怖い……電気を暗くしないと裸にならないのはそういう意味があったんだけど、それを私は正直に言えない。
「何となく、恥ずかしいじゃん」
「最初はあんなにオープンだったのに?」
「ん……もういいじゃん!」
これ以上話す事はない……というサインのつもりで私は彼の前にミルク入りのコーヒーを差し出した。