銀色の宝石
遠い夏の思い出

銀色の宝石

弥生ー。
おばあちゃんがつけてくれた私の名前。

私に両親はいない。


母は私を産んですぐに亡くなってしまったらしく、父は存在すらわからない。

だから、おばあちゃんが私を育ててくれている。

おばあちゃんがいるから寂しくない。

だけど、そんなおばあちゃんが日に日に弱っている…。




でもうちには、お医者さまに診てもらえる程のお金がない。
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