出逢えたのは運命だとか、必然だとか、そんな気は全くしないんだ。

 ただ、ほんの少し何かがずれてしまったから、出逢えたのだろう。

 運命の悪戯、みたいな感じ。

 だから、最初からこの想いは君には届かない運命なのだとわかっている。

 それでも、君が見せる笑顔が、その言葉のひとつひとつが大切なのは消せない事実だというのは確かで、今日もまたもどかしい気持ちを抱えている。

 君がそうして、頬を染める相手が僕なら良かったのに。

 どうしても届かないなら、ひとつだけ約束をしてくれない?

 もし来世で巡り会う時は、僕と恋に落ちてください。

 そうしたら、二度と意地悪なことは言わないし、悪戯もしない。君がいつでも笑顔でいられるように努力する。

 だから、君が好きだよ、とその髪を撫でさせて。

 もしかしたら、あの人みたいに優しくは撫でられないかも知れないけど、僕の全てで君を想うから。

 だから、その時は僕を好きになってくれませんか?