キモチの欠片

仕事を終え、マンションにつき郵便受けを開けると盛大なため息が出た。

また入ってる……。

一昨日と同じ白い封筒が入っていた。
宛名もなかったし間違いかと思い中身を確認せずにマンションに設置されてるゴミ箱に捨てていたんだけど。

また入ってるってどういうこと?
昨日は入ってなかったのに。

やっぱり、この前捨てたのはあたし宛の郵便物だったんだろうか。
なんか気持ち悪い。


何気なくキョロキョロと周りを見渡してみた。誰もいない、よね?

あぁ、もう。
イライラしながら封筒を握り、エレベーターには乗らず階段を駆け上がった。
荒い息のまま、鍵を開け部屋に入った。

流石に階段ダッシュはキツい。
はぁはぁと荒い息を整えながら靴を脱ぐ。

そのままリビングに行き、持っていたバッグを床に投げソファーに身体を預ける。

ホントなんなのよ。
嫌がらせかなにかだろうか。

行き場のない怒りが沸々と込み上げる。
手に持っていた封筒をグシャグシャに潰してゴミ箱に向かって投げ捨てた。
< 165 / 232 >

この作品をシェア

pagetop