戯れる堕天使

天使の余韻




      ※



目を覚ませると、外はまだ、夜だった。

何でそれがわかるかというと、

カーテンを全開にしていたから。

何で目が覚めたんだろう。

それも、すぐにわかった。

外の薄い闇をバックに、人影があった。

自分の窓を開けて、身を乗り出し、類の窓をノックしている。



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