バッドエンドにさよならを
1、カツアゲ


昼休み。

いかにも気弱そうなメガネの男が、いかにもヤンキーな男数人にカツアゲされていた。

周りのやつらは我関せずと素通りする。

めんどくさいし、俺も見てみぬフリをして通りすぎようとした。

そんな時だった。

「カツアゲはいけんでしょ。」

ちっちゃい男が割って入った。

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