隣の彼の恋愛事情
振り返った先にはアイツのびっくりした顔があり、

「美馬か?久しぶりだな」
という社内用ではないうれしそうな声が聞こえた。

(何?なんで?知り合い?)

私の顔がよっぽど心情を表していたのだろう。
チィ兄がおかしそうに私に教えてくれた。

「俺たち大学の同級生。」


――――世間は狭い――――
< 36 / 335 >

この作品をシェア

pagetop