それでも君が好きだよ
第一章

     【新井音heart】


ある雨の日、ツイてない私は傘を持たずして


駅から雨を見つめている事しかできなかった。



そんな中、群れの男達が私に近づいてきて



「おい、ねーちゃん暇?俺らと遊ぼーや!!」


と声をかけてくる。



「え…嫌です。」



そう言って私はただ

ずっと曇ったままの空を見ていた。



「いーじゃんかよ~!ちょっとだけ!!」


男達は私を無理矢理引っ張ってきた。


力が強くてグイグイと知らない

ところへと連れ込まれていく。


「やめてーっ!!離してよっ!!」


とにかく叫んだ。そして男達から

逃げようと必死に抵抗もした。


だけど男には敵わない。


もう無理かと諦めかけた

その時だった!!
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