「椿」

「はい、お兄様」


"家族"を始めて2か月。

パーティーにも、大分慣れてきた。


「葵さん!!」


駆け寄ってきた、一人の派手な女性。


「…どうも。星野様」

「星野様だなんて、私達の仲じゃないですかぁ」

…この人、苦手。



葵に纏わり付きながら此方へ敵意剥き出しの視線を送ってくる彼女。

彼女は、葵の婚約者だ。

星野グループの一人娘らしい。