イジメ

─イジメの始まる前─

リカ〉私の名は河田リカ。母親はいない。二年前に交通事故で…だから今は父親と二人暮らし。
私がまだいじめにあってない頃は、小学5年生で山奥小学生にいた。クラスは男子5名女子5名の計10人の1クラスの少人数だった。名前は、ツネ 美希 美沙 安佐 琴音 ミコ 理彩 サコ リカだ。
女学5年生の頃は6年に比べれば、平和だった。

───────

小学5年生の春中旬…

担任〉えー 突然ですが、この山奥小学生は今年で廃校になりました。ですので、皆さんは来年から、隣の大きな、奥山小学校へと移ります。
クラス全員〉え゛ー なんで? 担任〉理由は先生もよくわかりません。
美希〉そんなのおかしいですよ。急に廃校決まって… 理由ぐらい教えてくれてもいいのにな…

ツネ〉そぉーだよ! 俺っちから、奥山小学校までかなり距離あるしー めんどくさぁ

担任〉ハイハイ、静かに…今から出席とります。ツネ
ツネ〉はい。
担任〉美希
美希〉はい。
担任〉美沙
美沙〉はい。



リカ〉はい。

担任〉欠席者ゼロ っと。じゃあ一時間目始めます。

キーンコーンカーンコーン (チャイム)




あれから月日がたち、今日から奥山小学校に移り、山奥小学校は廃校になった。いまだに理由は生徒には知らせられてないままだ。
今日、初めて奥山小学校に行き、私 リカは学年1女子に人気がある木村 海斗 に恋をする。

この奥山小学校には、木村海斗クラブというものがあり、簡単に言ったら、海斗のヒァンクラブである。

海斗とはなしをするのであれば木村海斗クラブに入っていなければいけないのだが…今日来たリカはそんな事知るはずもないまま、海斗に話しかけてしまった…

その現場をちょうど見ていたものが、リカをイジメるグループのリーダー的存在になる、望月 ユズだ。

そしてユズは木村海斗クラブに入っていないのに海斗に話しかけていたリカに話を聞くことにした。
ユズ〉そこの女子ちょっといいか?話がある。
リカ〉(えっ私かな?まぁいいやっ) あっはい!何ですか?
ユズ〉あんた、木村海斗クラブに入っているか?
リカ〉木村海斗クラブ?入ってないけど?!なにかっ?
ユズ〉この学校には木村海斗クラブに入ってなきゃぁ海斗としゃべることができねぇーんだよ!だけどあんたは入部してないのにしゃべった…そこから私のイジメは始まった…
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop