お嬢様の秘密Ⅱ

毎日、葵が迎えに来て手をつないで通っているから葵は上機嫌だった。


付き合っているのはもう周知の中になっていた。


「お帰り!玲央。」


今日はお祖父様と夏菜と広大さんの4人で帰ってくる玲央を迎えに行った。


玲央の姿を見たとたん、夏菜は走ったそのままの勢いで抱きついていた。


「……おっと、危ねえな。ごめんな、帰るのが遅くなって。」


仕事がなかなか区切りがつかなかったらしく免許を取るのも時間がかかっていたみたい。


でも、約束は半年だったけど、今は12月だから………


9ヶ月で取得しちゃうのもすごいんだけど。


「これで俺は正式なユリの第2執事だな。俺が長男じゃないのが悔しいけど。」


「玲央、お嬢様が就任するまでの話だ。それからはお前に第1執事を継ぐつもりだから。」


広大さんははっきりと明言してくれた。


「お祖父様………。」


「わしは誠一郎の世話で手一杯だからな。お嬢様は任せたぞ。」


「誰が世話で手一杯だ、全く。冗談を言えるのは広大と辰彦だけだぞ。」


着いてきたお祖父様はかなり不機嫌だった。


「お祖父ちゃん………怒らないで、ね?」


「うう………ユリにそんなおねだりされたら弱いことを分かってるのか………。」


頭を抱えてるけど不機嫌さは治った。


広大さんに爆笑されていたけど。
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