【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜






「……えっ??」




「ウソッ……入った!!」




そしてその直後に、ピーーーッという試合終了後の合図が鳴り響いた。
これで試合終了。




「………やった。奈津美ちゃんやったよっ!!佐伯くん勝ったよ!!」



あたしは思わず、奈津美ちゃんの手をにぎりしめた。
すごーく嬉しかった。




「さすが佐伯。やるじゃん」




奈津美ちゃんも笑顔で、嬉しそうだった。




「「ありがとうございました!!‼」」



汗かく佐伯くんくんのバスケ姿は、やっぱりかっこよくて、とてもたくましかった。
何よりも、生き生きしていた。



本当によかった。
すごくいい試合だった。




試合が終わったあと、すぐ佐伯くんのもとへ駆け寄った。




「佐伯くんっ!!!おめでとうっ!!」




「……ああ、サンキュー」




「すごく、かっこよかったよ!!」




「……そっか」




「本当に、いい試合だったよ。ハラハラしたけど、やっぱり佐伯くんは強いね!!」




「……いや、オレひとりの力じゃ勝てなかったよ。アイツらがいたから、勝てたんだ」




「うん。本当におめでとうっ!!」



心の底から、本当に嬉しかった。
絶対勝つって言ってくれて、それを実現してくれたから。



< 165 / 423 >

この作品をシェア

pagetop