REAL-リアル-

体育館* 純side

「次体育だ・・・」

あたしは
ゴムをくわえて
ポニーテルに結び変える





入学して1週間


あたしの友達は朱莉





クラスには
そこそこな男女がいて


まぁまぁ
平和かなって感じ




朱莉は彼氏もいるみたいだし

中学からいたのにあたしに隠してたしー!





高校はあたしも彼氏欲しいけど


そんな人




周りを見渡す




「ふぅ」


うん

あたしに似合う人は
居ないな



あたし
理想が高いからな・・・








「純!?体育館いくよ」


「うん」


リア充はいいな・・・


同じ高校に彼氏いるらしいし




見たことないけど



初めはいないって言ってたけど
嘘だった


単なる照れ隠しだね


朱莉はかわいいもん
彼氏いないはずがない






「跳び箱だね」


まー
球技じゃなければいいかな


バスケと運動全般は対応できるから好き





体育嫌だ



隣で嘆いてる朱莉


運動得意そうに見えるけど
そうでもないって自分で言ってる






「だってさー
きついし
あついし
大変だし
意味わかんないし
難しい」




指折りながら数えてる

なんだか楽しそうにも見える



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