――――……


床に直接座る悠馬の前に小さなテーブルを出し、

「お茶を淹れるね……」

と、一言断り、お湯を沸かすために台所に立つ。



「――」



彼の視線を感じて頬がピリピリする。

けれどまゆは振り返らず、無言でじっと手元のケトルに焦点を合わせていた。



驚いた。まさか悠ちゃんが帰ってくるなんて……。



最後に話したのは三年前。
そしてそれは彼の結婚式だった。


白い教会。青い空……。色とりどりのバルーン。美しい緑の若葉。
そして老舗ホテルで行われた豪華な披露宴。


たった三年しか経っていないのだと思うと同時に、もうずっと昔の出来事のような気もする。






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