恋というのは、まるで魔物だ。


今までこんなふうに混乱したことなんてなかったというのに、理性も常識もすべて、頭から丸呑みされて、我を見失ってしまう……。


明るい場所とは関係ないと割り切って生きてきて、ただ砂をかむように味気なく生きてきた。

いや、生きてきたと言えるんだろうか。

私はただ「死ななかった」だけで、本当は生きてはいないのかもしれない……。





トボトボと足を引きずりながらOrlandoへと帰り、いつものように雑務をこなし、終業時間を終えて自分の部屋へと戻る。

シャワーを浴び、いつもと変わらない質素な食事を作り、それを一人で食べる。

本当にいつもと変わらない、静かな日常だ。


けれどなんて味気ないなんだろう……。



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