もう、ひとりにしない。

Six, 新しい時間



「ハロー。、、、、ああ、ママ。ええ、さっき帰ってきたところ。、、、、、うん、ありがとう、もう大丈夫だから。、、、、うん、6時ね。二人で行くわ、ありがとう。」

そう言って、受話器を置いた。

「誰から?」

ソニーが部屋の中へ入ってきて、たずねる。

あたしの部屋をあちこちみている。

「なあに?」

「いや、、、。エリーヌの部屋なんだなあ、と思ったら、帰ってきた実感が湧いてきて。」

そう言いながら、ベッドに腰掛ける。
< 69 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop