クールな彼と恋愛中
*第三章*
◇昼休みに事件 【美園side】
初デートの次の日の昼休み。
屋上で1人、顔を抑えている変人がいます。
「はぁ~......」
そうです。私、長島 美園ですよ!
だって...、昨日の事を思い出しただけで、顔が熱くなっちゃうよ~!
海で川野くんが嫉妬してくれて、川野くんの家では奈々さんと会って......、いろいろあったけど.........
川野くんが...、甘かった!
て、ていうか、最近川野くんが甘すぎると思うんですが!
あのクールな川野くんがだよ?
キスしたり、甘い言葉を呟いたり......
甘すぎると思いませんか!?
でも、クールな川野くんも好きだけど、甘い川野くんも好きだなー...。なんて思ってる自分がいる。
やだ、恥ずかしいっ!
...なんて、1人でバカな事を考えていると.........
────バンッ!
「ぎゃあっ!?」
いきなり、屋上のドアが勢いよく開いた。
何なんだよこのドア!
いつも、いきなり開きすぎ!