クールな彼と恋愛中

◆宣言 【智哉side】




次の日の昼休み。





俺は、屋上で昼寝をしていた。





いや、正確には、まだ寝てないんだけど......。






寝てない、というか、寝れない。







昨日の、長島の泣き顔が、頭から離れないんだ。





いつも元気な長島が、泣いてるところを見たら...、何故か、頭がクラッとした。





病気とかそんな感じじゃなくて、何か変な感じの......






───バンッ...





そんな事を考えていると、屋上のドアがいきなり開いた。







「あ、川野くん!ここにいたんですね!」





そう言いながら、ニコニコ笑っている...、長島。






こいつも...、相変わらず元気だよな。






昨日泣いてたのが、嘘みたいに感じられる。







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