あの日に時間を戻せたら。
忘れられないひと
「ねー、悠也?
これ、何で教えてくれなかったの?」
バイトから帰ってきた悠也に詰め寄る私。
「あー、忘れてた…。美咲、もしかして行きたかったの?」
悠也は、私の手にしている同窓会のハガキに見向きもせずに面倒くさそうに答えた。
「…もういい」
「何、怒ってんだよ?
そんなに元彼に会いたかったのかよ?」
「なにそれ?」
私の答えに悠也は突然クローゼットの扉を開けて小さな箱を取り出した。
…あっ。
「じゃー、これ何だよ?
これもこれもこれも?
全部捨てられない元彼との大切な思い出なんだろ?」
悠也は箱の中身を全部投げ捨てた。
そして無造作に拾いあげ破り捨てていく。
「や…めて…」
床には私と隼人のツーショット写真が散乱した。
これ、何で教えてくれなかったの?」
バイトから帰ってきた悠也に詰め寄る私。
「あー、忘れてた…。美咲、もしかして行きたかったの?」
悠也は、私の手にしている同窓会のハガキに見向きもせずに面倒くさそうに答えた。
「…もういい」
「何、怒ってんだよ?
そんなに元彼に会いたかったのかよ?」
「なにそれ?」
私の答えに悠也は突然クローゼットの扉を開けて小さな箱を取り出した。
…あっ。
「じゃー、これ何だよ?
これもこれもこれも?
全部捨てられない元彼との大切な思い出なんだろ?」
悠也は箱の中身を全部投げ捨てた。
そして無造作に拾いあげ破り捨てていく。
「や…めて…」
床には私と隼人のツーショット写真が散乱した。
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