あなたに会えたこと…。
堕ちた瞬間

部活も終わってちょっと冷える時季になってきた…

「いってきまーす」


大極中は今までで一番強い学年となった…最後の大会では見事に津千崎中を倒し準優勝…東北大会への切符を団体戦で掴んだ

修学旅行も東京にいって楽しんだ。
また行きたいなぁー



高校も推薦で県外の高校に決まった。

テニスで日本一を狙うためにその高校を選んだ。

卒業後は家族から離れ寮生活をすることになる…不安だけど寮生活ってなんか憧れるんだよね…

わかる?この気持ち(笑)


よし!いくぞー

がらっ
ドアをあけた…「寒い…」

寒いのだけはほんとに無理
いやー寒い…寒いしかでてきません(笑)


『ねぇ!麗!!実はね…彼氏ができたの!』
私の恋の歯車が長勢朱海ーながせ あけみの言葉によって少しずつ回っていた…
そんなこと誰も気づくわけがない…
「え!?飛翔ゎ?辞めたの?」

長勢朱海は飛翔のことが好きだった。よく飛翔を遊びに誘ったりしてたし…
うちも最初は朱海もついにいかれたかって思った。
飛翔の良さがわからない…ただ怖いそれだけしかない印象をあることをきっかけに180度変わってしまう…


『うん…なんかどうでもよくなっちゃった…あははは。』
「なんかあったの?」
『別に…なにもないけど…うちは今の彼氏が好き!だからもういいの!』
「そっかぁー朱海がそう思うんだったらそれでいんじゃない?」
『ありがとー』




そして私はあることをきっかけに恋をする…そうそのあることっていうのはこれから私がはまってしまうあるソーシャルネットワーキング。
これが始まりだった…


「登録完了っと…これでオッケー!!」
今みんながやっているSTARどーるっていうソーシャルネットワーキングなんだけどちょっと気になっちゃって…お母さんがいいょ!って言ってくれたから、やってみよーかなぁなんて…


いっぱい友達から申請がくるー!!
やばい~これちょー楽しんだけど…


あ!李夢みっけぇー

"李夢~!麗だよ☆承認よろしくね(≧∇≦)"
"おう!!麗だぁー!!麗もSTARどーる始めたんだね"
"そーなの!やっとお母さんからお許しがでたんだぁー>_<"
"よかったじゃん^ ^あ!他にも同クラの人とかいるよ"
"まじ!?さっそく申請してみるゎ!"

李夢の言うとおり!いっぱいいる~!!
ん!?これは絶対羅那ーらなだー
申請しておこっ!
あと、祥平ーしょうへいに秀絺ーしゅうち、梓も朱海も…

ん?これ…誰だろう?
"よぉ!お前は麗だな?"
"そーだけど…そっちは誰?"
"誰だろうね(笑)"
"そーゆーのゎなし!"
"あててみ"
"何部?"
"野球"
"クラスゎ?"
"これ言ったらわかるじゃん!"
なんで教えてくんないの!?
うちのことはわかってるくせに…こうゆうめんどいのはイライラするんですけど。

ん!?誰かきた!
"やっほー飛翔!"
"おー!秀絺じゃん!"
え。飛翔なの?
うそ…前に話したときと全然違うってか全く予想してなかったんですけど…!!!!?

"ねぇ!ほんとに飛翔なの!?"
"え!?わかっちゃったぁ!?"
"だって今秀絺が言ってたんだもん"
"あ!?まじ!?おい秀絺!なんてことしてくれたんだ!"
"いや!知らねーよ!あ!俺飯だゎ!じゃーな( ̄Д ̄)ノ飛翔と麗"
"おう!またな"
"ばいばーい(^O^)/"

秀絺堕ちちゃったぁー。

"なぁお前って高校どーすんの?"
"県外に行くことにしたの"
"県外!?どこ?"
"北海道だょ"
"海越えんじゃん!!∑(゚Д゚)"
"そうなんだょねー(^^;;"
"やっぱりテニスでなのか?"
"そう。そこでテニス頑張ろうと思ってさ…"
"まじか!?頑張れよ!"
"うん!飛翔はどこ行くの?"
"俺は…大工だよ"
"ん?じゃあ野球は続けるの?"
"おう!野球好きだからよ"
飛翔ってやる気なさそうに見えるけど野球バカなんだね(笑)
"野球楽しい?"
"好きだけど普通"
"なにそれ∑(゚Д゚)"
"お前はテニス楽しい?"
"うん!すんごく楽しい(^з^)-☆"
"いいなぁー俺もテニスやってみたい"
"今度一緒に打つか?(笑)"
"おーまじ!?でも俺負ける"
"そんなことないって>_<"
"ってかさテニプリ知ってる?"
"うん!結構好きだよ"
"あれはイケメン過ぎだよなー"
"ほんとかっこいいよね"
"あの技、麗できる?"
"できたら負けなしだぃ!"
"だょなー(笑)あ!俺母さんに呼ばれたから堕ちるわ"
"りょーかい(・Д・)ノ"
"また明日な!"


初めてこんなにまともに飛翔と喋った…っていってもコンピュータなんだけど。
なんなんだろう…
飛翔ってもっと怖い人だと思ってたのに…それどころか普通に面白いし、なんか話弾むし…ギャップありすぎじゃね!!?


『ふーん。そんなことがあったんだね…』
「梓びっくりじゃない!?」
『うん…ギャップが激しいゎ…、』

ガラっ!
『おはよー!飛翔!』
かっ飛翔っ!!!
目合っちゃった…

『なんでそんなに機嫌わりぃんだよ!』
『いつもと変わらねーよ』
『そうか?飛翔は掴めねーな』
『秀絺に掴まれたきゃねーよ』

飛翔の言葉一つ一つが耳に入ってくる…

これって…気になってんのかな…

まさか!飛翔を気になるとかありえなすぎ。
笑えないからぁ

その日の夜もまた会えるんじゃないかって思って…

"おー!麗きたのか!"
"きたよー!まっててくれたの?(笑)"
"ん?ばれた?∑(゚Д゚)"
"なんか飛翔って普段と全然違うね。"
"よく言われる"
"普段からそのキャラでいればいいのに、そしたら話しやすい…"
"うるさくすると疲れる。それに学校は勉強する場所なの!"
"飛翔が言うと全然説得力ないんだけど〜"
"爆笑"


こんな感じでだんだん会話の数が増えていく度にお互い冗談まで簡単に言い合える仲になった…

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