私は永遠に眠ったまま。

姫羅

「みて。今日も可愛い!」

「本当だ。やばいっ!」

学校の門をくぐると聞こえてきた声。
私たちを指す人差し指。

「姫羅ちゃ~ん!」

用もなく名前を呼ぶ男子。

「じゃあね」

隣にいた彼女は1年の靴箱へ行った。
彼女の華奢な後ろ姿を見ていると、

「あ、姫羅!」

「姫羅ちゃん、おはよー!」

みんな彼女に吸い込まれるように集まっていった。


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