さよならの見つけ方 第1章
タイトル未編集
日曜午後の教会で、いつも通り一番後ろの席について、


彼らが歌うのをじっと眺めていた。






高らかな声はゆっくりと、

教会の床や木製の扉や高い高い天井に吸い込まれ、


余韻を残して消えていく。









私が見つめているのは、2列目の、左から3番目。


黒髪で少したれ目の、背の高い男の子。






アルトを歌うその彼に、






私はずっと


恋をしている。

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