それから私と母は、太陽とともに暮らしたあの場所から、500キロほど離れた土地に住むことになった。


格安で提供されるアパート。
だけど、今度はアパート丸ごとシェルターというわけではなかったから、私たちの境遇について、あれこれ言う人はいなくなった。

そして、ただの母子家庭になった私たちは、ほんの少しだけアウトサイダーでなくなった。


ただ、淡々と時間が流れる。

太陽はどうしているの?


もしかしたら、私を探してくれて……。
ううん。なにも言わずいなくなった私を、怒っているのかもしれない。

あんなに助けてくれたのに。
あんなに好きだったのに。

黙って消えた私を。