ポチャ。

あっけない音だけが大きくも小さくもない川に虚しく響いた。

世界が日付けを変えた午前12時すぎ。

凛は自分だけが昨日に取り残されたような顔で、傍らにとめておいた白い自転車に乗った。


スーツに裸足というなんとも不自然な恰好だったが、大して気にはならなかった。