月夜に浮かぶ白雪桜
大会
「一本。迷月!」

静かな会場の中、審判は言った。

会場は、歓声の渦に包まれた。

ふぅ。

そうさせた本人。
迷月神羅(まよいづきしんら)は、面を取りながら一人、ため息をついた。

まだ、興奮している人たち。
「すごい!」「さすが!」の観声の中、

?「神羅~☆お疲れ~!」

彼はそういい、神羅のもとにいくと、「はい!」とタオルを渡した。
 
神羅は、彼からそれを受け取り、汗を拭いた。
それから…
ばっと顔をあげて

神『なぜ、おまえがいる?』

神羅は聞いた。
なぜ、驚いているかというと、

神『お前は、今日、おじさんたちと出かけていた、はずだろ?』

ということなのだ。

?「えぇ~?なんのこと~?
神羅こそ僕に内緒にしとけるとでも思ったの?」

神『思わない!だから、今日用事があると聞いて安心してたんだ!……あの人にも言わなかったのに。』


< 1 / 99 >

この作品をシェア

pagetop