ももの天然水

勉強会

次の日から、距離を置かれると思ったが、いつもと変わらなかった。

「友哉!おっはー!」

「おう、おは。」

今日は一緒に帰れるかな?

「友哉!紗優先輩が呼んでるぞ!」

「ん、さんきゅ。」

廊下に出ると壁にもたれている紗優がいた。

「おはよ、紗優。」

「…おはよ。今日の帰り、勉強会なんだけど来る?」

3年のなかに2年、って。

「ごめん、いかないよね。」

「いや、俺が行ったら」

「無理か、残念。」

「やっぱ、行く。…どこでやるの?」

「蓮の家…なんだけど。」

「帰りに迎えに行くから、教室にいてね。」

「…うん、待ってる。」

なんか、今日の紗優、元気がないような?

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