ももの天然水
第3章

フラッシュバック

体育祭まであと2週間。

練習も終盤に入った。

「紗優?授業終わったよ。」

「あ、ぼーっとしてた。」

「珍しいね!恋わずらい?」

「違います。真奈は、常にボーっとしてよね。」

「うぅ~。」

言いかえせないの?

事実なのか…。

恋……。

「恋、か。」

「お?好きな人いるの?」

「いない。」

「つまんな~い!」

つまんなくてごめんなさい。

でも、恋なんてしたことないし

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