崩れていた世界

…。

今日は仕事もなかったので出かけることにした。


街を歩いていると、人が目に映る。


「あっ」


なぜが分からないけど、腕に猫を抱えている男の人を見ると視線がそっちにいってしまう。


なぜ?


そんなこと…考えなかった。


まあ、滅多に猫を抱えている人なんていないけど…。

つまり…。

人混みの中で猫を抱えている人を見つけているってこと…?

「…」

自分の目的も忘れ私は家に向かっていた。
















私は人混みに何かを忘れていったらしい。



< 5 / 13 >

この作品をシェア

pagetop